マットレスや敷布団は低反発と高反発で2種類あります。
低反発と高反発は違いが明確となっており、どっちが良いのかは何を求めるのかによって変わってきます。
寝心地に良い布団はからだに合っていると勘違いされがちですが、実はこの部分は正しいとは言えません。
低反発と高反発のマットレスは大きな違いは寝心地とからだにかかる負担の面です。
ホテルだとふかふかで気持ちいいと感じるものの、朝起きたら腰痛に悩まされるから困るなんて人も多いです。
それぞれのメリットとデメリットは正反対になることも多く、何を理由に寝具を買い替えるのかによって、どちらが良いのかは違うのですね。
この記事では低反発と高反発の違いがはっきりと理解できるようになっています。。
そのため、買い替え時にあなたがどっちが良いのかが分かります。
低反発と高反発の違い
低反発と高反発のマットレスや敷布団では下記の4点の違いがあります。
- からだの沈み込み
- 寝返りの打ちやすさ
- 通気性
- 寝心地
寝心地の面では低反発の方が満足する人が多く、ホテルなどでも多く利用がされています。
しかし、からだの沈み込みや寝返りの面から腰痛などに悩まされやすかったりします。
腰痛や肩凝りや疲れが取れないって人だと高反発のマットレスを使う人が多いです。
ただ、必ずしも高反発だと良いというわけではありません。
そのため、敷布団やマットレスは柔らかいのを選ばなければ、失敗が少ないとも言われることも多いです。
低反発と高反発の沈み込みの違い
低反発と高反発では劣化やへたりが関係なく、からだの沈み込みが大きく違います。
- 低反発マットレスは沈み込む
- 高反発マットレスは沈み込みがない
人のからだはまっすぐではなく、背中はゆるやかなカーブとなっており、寝ている時はお尻・肩・足の部分が強く接します。
特にお尻の部分が重たいので低反発のを選ぶことでこの部分を中心として沈み込みます。
そのため、不自然な姿勢になりやすく腰への負担がかかることで腰痛に悩まされやすいです。
低反発だと柔らかくて高反発だと硬いと感じやすいですが、実際は硬さではなくからだのかけた体重を反発する力です。
そのため、敷布団なしでフローリングや畳などの硬い場所で寝るのと高反発マットレスも同じである訳ではありません。
低反発と高反発の寝返りの違い
低反発と高反発では寝返りの打ちやすさが違うので、自然と寝ている間の回数にも関係がしやすいです。
- 低反発は寝返りが少ない
- 高反発は寝返りが多い
高反発マットレスだとからだの沈み込みがなく、姿勢が平らなまっすぐになるので、寝返りが打ちやすいです。
低反発マットレスだと布団に包まれた状態となってるので、寝返りを打つのに力を必要とします。
そのため、低反発と高反発で寝返りのしやすさが変わり、寝ている間の回数も変わってきます。
人は寝ている間に何度も寝返りを繰り返していますが、それは姿勢を変えることで特定の部位にかかる負担を分散させるためです。
そのため、寝返りが少ない人は腰痛や肩凝りに悩まされやすい特徴があります。
低反発と高反発の通気性の違い
低反発と高反発では素材に関係なく通気性にも違いが生じます。
- 低反発は通気性が悪い
- 高反発は通気性が良い
沈み込みによって低反発だとからだが包み込まれるようになります。
そのため、通気性が悪くなりやすく、夏場は暑く冬場は暖かいと感じやすいです。
逆に高反発だと沈み込みがないので、通気性が良くなりやすいです。夏場は涼しいものの、冬場には寒いと感じやすくなります。
低反発と高反発の寝心地の違い
ここまでだと高反発の方が良いように感じますが、寝心地の面で優れるのが低反発です。
低反発マットレスや敷布団だとからだが沈み込むことで、布団に包まれたような状態になります。
そのため、安心をして寝れるって人は多いです。
また、クッションのようにふかふかで柔らかいと感じるので、低反発に変えると寝心地が良くなったと感じやすいです。
高反発だと硬いので寝心地が悪いと感じやすいです。
ただ、寝心地の面に関しては今まで使っていた布団の反発力と新しく利用するのとの違いの部分などの、慣れの部分に関係をしてきます。
起床時の腰痛や肩凝りに悩まされている人は高反発で体圧分散に優れたのを利用しますが、はじめて使うと慣れるまでに1週間から1ヶ月かかったりする人もいます。
低反発と高反発のどっちが良い
低反発と高反発でどっちが良いのかは何を求めるのかによって変わってきます。
主に寝心地を求める人に人気があるのが低反発です。
起床時にからだの疲れが取れていない人は高反発です。
但し、一概には言える訳ではないので、より詳しくどっちが良いのか解説をしていきます。
低反発を選ぶと良い人
低反発マットレスや敷布団を選ぶと良い人は下記の5点に当てはまる人です。
- 柔らかい布団が良い
- ホテルの低反発布団だと気持ち良く寝れる
- 体重がかるい人
- 起きた時のからだの不調を感じてない
- 寝心地を求めてる
体重がかるければ沈み込みも少なくなり、起床時のからだの不調を感じていないなら、低反発を選ぶと良いです。
また、冷え性で眠る時に困るって人だと暖かくて気持ちいいと感じやすいはずです。
高反発を選ぶと良い人
高反発マットレスや敷布団を選ぶと良い人は下記の6点に当てはまる人です。
- 腰痛に悩まされている
- 肩凝りに悩まされている
- 起きた時に背中が痛い
- 疲れが取れていない
- 立ち仕事やスポーツをしている人
- 暑がりである
沈み込みをなくすことで寝ている間に楽な姿勢を維持し寝返りも増えやすいので、起床時にスッと起き上がれるようになった人も多いです。
こういった起床時のからだの不調を感じる人は高反発を選ぶと良いです。
但し、腰痛や肩凝りに悩まされている人はただ高反発に変えただけでは、効果を感じない人も多いです。
それはあくまで低反発に比べて高反発の方が腰に負担をかけづらい点での効果だけだからです。
起床時の腰痛に悩まされている人は高反発で体圧分散などに優れたのを選ぶようにしましょう。
腰痛に良いのが高反発マットレス
腰痛に良いのが高反発マットレスです。その上で体圧分散に優れているのを選ぶようにしましょう。
寝ている時にかかる負荷は全身が均一な訳ではありません。
お尻・肩・かかとが布団に強く接しているので、全身が均等に接しており力がかかっている訳ではありません。
そのため、腰痛に良い人に大事となるのは特定の部位にかかる負担を分散させることです。
一般的に体圧分散と言われ、素材などによって布団との設置面積を増やすように設計がされたのがあります。
こういった高反発で体圧分散に優れたのが腰痛に良いマットレスとなります。
単なるマットレスとは違い、機能性を考えて作られているのは安いので4万円ぐらいからで、高いのだと10万円を超してきます。但し、価格が高ければ良いわけでは当然ないので、4万円ぐらいのを使って満足している人は多いです。
起床時の腰痛に悩まされている人はこういった体圧分散など機能性を考えて作られたマットレスや敷布団を選ぶようにしましょう。
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